あらすじ
モノクロの景色の中で、他人の顔色を窺いながら空っぽな日々を過ごしていた女子高生・水瀬栞(みなせ しおり)。
夏目漱石の『草枕』を読み耽り、閉塞感に満ちた世界で生きる理由を探していた彼女の前に、銀色の暴風のごとく現れたのは、学園のカリスマ――緋山香織(ひやま かおり)だった。
図書室での予期せぬ交流、そして屋上でのある勘違いから起きた、転落という最悪で衝撃的な出会い。
自らの身を挺して栞を守り、代わりに背骨を折ってしまった香織に対し、栞は彼女の怪我が完治するまで足になるという奇妙な契約を結ぶことになる。