あらすじ

高校生・高沼誠也の平凡な日常は、妹・詩織の部屋の扉によって唐突に崩壊する。ある日、部屋の前の廊下で出会ったのは、詩織の“専属メイド”を名乗る猫耳少女リルシュ。しかもその扉を開けると、そこには石畳と城壁が広がる異世界が存在していた。転移門の誤作動により、王族しか通れないはずの門が詩織の部屋と接続してしまったらしい。どうやら詩織には“王族適性”があるという。半信半疑ながらも異世界へ足を踏み入れた誠也は、街を観光し、翻訳魔法で言葉の壁を越え、王都ミルフィリアの景色を目にする。ポンコツ気味だが健気なリルシュに案内される中、詩織は露店で土産を欲しがり、リルシュがそれを買い与えるなど、奇妙な主従関係も始まっていく。観光の末に約束していた“モフ権”を行使する誠也だったが、妹の蹴り制裁を受けつつも、なぜか当のリルシュから追加のモフを懇願される始末。やがて三人は自宅へ戻り、リルシュも当然のように現代日本へ侵入。夕食を囲みながら、彼女の祖国が絶対王権の危うい国家であることを知る。妹の持つ王族適性は、祝福か、それとも災いの種か。平凡な兄妹の日常は、異世界とつながった扉によって、静かに、しかし確実に非日常へと踏み込んでいく。

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小説を読もう2026/02/26
  • 現在の作品俺の妹の部屋が異世界の入り口なんて聞いてない