あらすじ
「💞北千住物語Ⅱ」後藤順子編 は、
「💞北千住物語Ⅰ」田中美久編 の続編であり、
「💞北千住物語Ⅲ」紗栄子と純子編 も含めて、
「👗女子少年院後の恭子」、https://x.gd/cLnYt
の前日譚であります。
来春には自衛隊に入隊すると決めた紗栄子は、高校最後の秋に同級生の童貞、冨澤アキラに目をつけた。「私で良ければいつでも筆おろしオッケー」――逆ナンにもならない直球すぎる誘いから始まった二人の関係は、いつの間にか「セフレ」という言葉では収まりきらないものになっていく。
一方、神社の娘で巫女でもある時任純子は、隣の席の冴えないアキラに惚れた。散文的で率直で、恥じらいとエロスが同居する純子は、ある日屋上でアキラに「処女をもらってくれる?」と告白する。山の上ホテルの和室のダブルベッドで、二人は初めての夜を迎えた。
童貞のアキラは紗栄子の女で、純子の彼氏でもある。三人は互いを傷つけないよう秘密を守り続けるが、紗栄子の幼馴染が純子だったことが浮かびあがり、関係は複雑に絡み合っていく。
そこへ、もうひとつの物語が割り込んでくる。佳子の彼氏イチローが住む部屋の怪異現象。天才数学者・鉄平と楓の電磁波調査、物理学者の美久とタケシの実地検証。科学的アプローチが行き詰まる中、純子の神社に助けを求める声が上がる。
さらに第二の軸として、少年院から出所した恭子と曽根崎綾子による呪術の影が北千住に忍び込み始め、物語はオカルトの深みへと足を踏み入れていく。
北千住の下町を舞台に、恋愛・青春・性・怪異が交差する第Ⅲ巻。純愛と痛みと可笑しさが同居する、大人の北千住物語。