あらすじ
大学生の神木玲也は、幼い頃から心臓に炎の痣を持ち、その周りに蠢く怪異の「声」に悩まされてきた。人形のように無表情で、感情を失ったかのように生きる彼のもとに、ある日一通の手紙が届く。
差出人は十二年ぶりの幼馴染・柚木亜瑠花。「魔女になった」という彼女は、玲也の身に迫る危険を感じ取り、彼を守るために帰国すると告げる。
永遠の黄昏に閉じ込められた街。
玲也の心臓を巡る、七つの怪異。
そして、圧倒的な魔力を持つ魔女との邂逅。
だが、それは彼らの魔道ーーの物語の始まりに過ぎなかった。
人形と呼ばれた美貌の青年と、千年の孤独を生きる魔女の、欠落した魂が呼び合う。
炎の心臓を巡る、暗黒のファンタジー。