あらすじ

文明崩壊後のシェルターでAIに育てられた青年ソラ。初めて外に出たら「終末の魔王」と恐れられた。殲滅兵器を「お掃除ロボ」と呼び、自動迎撃砲を「ペット」と呼ぶ彼に、悪意はゼロ。ただ、友達が欲しいだけなのに。 育ての親はAI「先生」。2ちゃんねる掲示板のログで日本語を学んだせいで、口癖は「だお」。マニュアルを「嫁(読め)」と言い、ソラを「ソラ氏」と呼ぶ。先生が唯一、強く禁じたこと——「外に出るなだお」。 電力ユニットの故障をきっかけに、ソラは生まれて初めてシェルターの外に出る。荒廃した世界。そこに暮らす人々。 喜んだのはソラだけだった。 人々が見たのは——鋼鉄の城から現れ、鉄の従者を従え、触れただけで壊れた道具を直す「魔王」の姿。「魔王じゃないです」と否定すれば「謙虚さ……真の王者の器」と畏れられ、友好的に接すれば「懐柔策……支配者の手腕」と震え上がられる。正そうとするほど事態は悪化する。 やがて噂は広域の大勢力「連合」に届き、討伐軍50人が派遣される。勘違いは個人から集団へ、集団から社会へ——。 その先に待つのは、AI先生が隠し続けた「秘密」と、ソラが自ら選ぶ「魔王の意味」。

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カクヨム
カクヨム2026/02/25
  • 現在の作品終末世界の引きこもりエンジニア、外に出たら魔王扱いされました