あらすじ
私、神原沙月は、一風変わった不動産会社のスタッフとなった。
事故物件を専門に取扱う「竜胆不動産」で、インテリアコーディネーターとして、リフォーム担当となったのだ。
青年社長・竜胆光太郎と藤野亨先輩に先導され、入社二日目から、福岡市から佐賀県K市、R山の麓へと遠征した。
事故物件の内見のためである。
目的の事故物件には、不気味な噂がまとわりついていた。
住人だった老夫婦が、去年は旦那さん、今年は奥さんと、立て続けに亡くなった。
そのうえ、何年か前、その物件の庭で、他所からハイキングにきていたご夫婦が、謎の猛毒に当たり、のたうち回って死んだ。
さらには、彼らはいずれも、この地方特有の祟りーー『バッソン様の祟り』で亡くなった、と近所の人々が囁き合ってるというのだ。
おまけに、地元の若い連中の間では、この物件は、小さな女の子の幽霊が出る心霊スポットとして有名になっていた。
この地方独特の呪いと、毒死、そして女の子の幽霊ーー。
いったい、この事故物件に、どのような秘密が隠されているのか。
様々な噂と、事故物件となった原因を究明すべく、私たち「竜胆不動産」のメンバーは、新たに間取り図を作成しながら、調査を開始したーー。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。