あらすじ
レオン・ハルト――彼は、冒険者として小さな町を旅立つことになった。
だが、他の冒険者たちが次の町へと早々に出発する中、レオンは町の隅々まで徹底的に探索していた。
宿屋のタンスや壺、樽の中、教会や隣家の片隅まで、拾えるものはすべて拾う――それが彼の癖だった。
そんなある日、質屋で手に入れた一冊の古い書物。
普通の人なら気にも留めないその本を開くと、先ほど拾ったアイテムの情報が詳細に書き込まれていた。
道具袋の中のアイテムは軽くなり、本の中に吸い込まれるように収納される――まるで、本が冒険の助手になったかのようだ。
その力を試すべく、町の外れで現れたスライムに立ち向かうレオン。
拾い尽くした粗末な剣と盾を本から取り出して装備し、戦いを制すと、戦利品も本に記録され、経験値も加算される。
普通の冒険者なら気づかない小さな拾い癖が、世界と直結した特別な力へ――。