あらすじ
社本神社に残る古い石碑には、こう刻まれている。
――翡翠の玉、社を出づるとき、人の世に災生ずーー
翡翠の勾玉
それは社本神社に代々伝わり、神社を離れ人の手に渡れば祟りが起きると語り継がれてきた神具だった。
舞台は山間の宮の平村。五年に一度の神事「玉守祭」を目前に、社本神社の宮司・清十郎が異変に巻き込まれる。
彼の娘であり、朝倉探偵事務所で働く榛名愛子もまた、故郷の因縁と向き合うことになる。
沈黙を守り続けてきた翡翠が、いま真実を呼び覚ます――。
果たして朝倉探偵は翡翠の勾玉を守ることができるのか。