あらすじ

その件についての記録は、存在しない。 社内システムを確認した結果は、それだけだった。 記録が無い以上、対応は行われていない。 それが、この職場のルールだ。 だが語り手には、確かに立ち会った記憶がある。 説明を受け、確認を行い、 そして「記録を残さない」という判断が下された場に。 処理は完了している。 担当者も、案件名も、すべて空欄のまま。 記録に残らなかったのは、出来事ではない。 残さないと決めた側の対応だけが、 今日も例外として整理されていく。

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カクヨム
カクヨム2026/02/24
  • 現在の作品記録漏れ