あらすじ
沈黙の公爵アルトリアス 。情報の奔流を視る彼は、あまりの思考速度に言葉が追いつかず、凡人に「愚者」と蔑まれていた 。
そんな彼に嫁いだのは、北の刺客姫フェリシテ 。初夜、彼女が魔法で彼の魂を翻訳した瞬間、世界は一変する 。
「アンタ、言いたいことが多すぎるのね」
彼が視ていたのは、腐敗した国家を焼き払う戦略と、凡人が騎士を凌駕する『魔導銃』の青写真だった 。
覇王の沈黙に秘められた「真実」を、妃の知略が「現実」へと翻訳する 。
これは、世界に拒絶された天才が、唯一の理解者と共に大陸を黒く塗りつぶす覇道戦記 。