あらすじ

七年間 誰にも見られていなかった 毎朝四時に冷たい石の床に手をつき 毎夕六時にもう一度 この国を守る結界に魔力を注ぎ続けた 聖女の影で名前すら呼ばれない日々を それでも構わないと思っていた 誰かの役に立てるならそれでいいと 自分に言い聞かせて生きてきた ある日 聖女の一言で神殿を追われる 引き継ぎ書類は受け取ってもらえなかった 北の辺境にたどり着いた私を待っていたのは 三年前から私の仕事を見ていたという寡黙な騎士団長と 身に余る待遇の招聘状だった 追放から五日目 王都の結界に綻びが生じたという報せが届く 結界が誰の手で維持されていたのか この国はまだ知らない

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小説を読もう2026/02/24
  • 現在の作品【連載版】「お前の代わりはいくらでもいる」と追放された聖女補佐官が、実は国の結界を一人で維持していたと判明するまであと七日