あらすじ
人の吐く嘘、視線、気配、すべてが苦しかった。
泥谷リコは、原因不明の苦しさゆえに、いつからか本心を口に出せなくなっていた。
「自分が特別な存在だ」と考える妄想。
孤独への羨望。
ありがちなことだと片付ける、それこそが自分への嘘だとは気づかずに。
泥谷リコは、嘘と本心の間で記憶を拒み続ける。
苦しみに共鳴する少女、神田もみじ。
孤独を埋めようとする少年、佐藤辰巳。
遠くから、「特別な子供」を見守る、謎のクラスメイト。
忘れられた二人の子供。
それぞれの目的のために、少年少女は動き出す。
「忘れられた記憶」のために。
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私立高校を舞台にした、青春群像劇です。
(おそらく)心理描写、感覚描写多めの作品となってます。
主人公泥谷リコを視点に、高校生の苦悩から始まる、ファンタジー作品につながっていきます。
前作、『おやすみ、朱の王女たち』と同じ世界観で、続編となっています。
『おやすみ、朱の王女たち』の視点だった、小学生のタツミが、男子高校生「佐藤辰巳」として登場します。
また、『おやすみ、朱の王女たち』で登場した少年、「シロ」も別名で登場します。
間接的に絡む描写があるので、先に『おやすみ、朱の王女たち』を読むことをお勧めします。
一応、単体でも独立はしているので、先にこちらから読んでからでも、ある程度話は成立すると思われます。
ご自由にお楽しみください。
※一部間接的ではありますが、毒親・未成年の妊娠・犯罪を連想させる表現があります。苦手な方はご注意ください。