あらすじ
昔の俺は天才児として周りからチヤホヤされていた。
私立中学で1番頭がよく、部活ではエースであり全国大会を制覇し、顔もそこそこ良く、憧れられる存在であった。
そんな俺には実妹と義妹がいた。
実妹は昔からお兄ちゃん大好きっ子であり、どこに行くにもついてくるし、女の子の友達と遊ぶとよく嫉妬していた。
義妹とは俺が小学4年の頃に父の再婚のタイミングで一緒に住むことになったが、俺にだけ敵意を向けており、何をしたわけでもないのに無視したり嫌悪な眼差しでこちらを見てきた。
ここまではそれなりに順風満帆な人生だったが、高校に入りそれが壊れた。
とある事件をきっかけにいじめが始まり、何とか高校を卒業するが、大学には行かず引きこもってしまうようになった。
それにより実妹は今までのギャップもあり、俺を毛嫌いし、顔を合わせるたびに罵倒を浴びせるようになった。
逆に義妹は俺に対して優しくなり、顔を合わせる度に微笑み、優しい言葉を投げてくれるようになった。
そんなある時、心に限界を迎えた俺は部屋で首吊りを図ろうとした。
しかし、縄を首にかけた瞬間、出かけたと思っていた義妹が部屋に入ってきた。
「…何してるの?お兄ちゃん」
義妹はそれから全てを吐き出し、子供のように泣き喚く俺を抱きしめてくれた。
それから義妹は俺にこう言った。
「私ね、お兄ちゃんのこと好きなの。家族としてじゃなく、異性として。だから…しよ?私にお兄ちゃんの全部を吐き出して」
こうして、俺と義妹の依存関係が始まった。