あらすじ

目が見えなくなってきていたクロエは、ぼんやりと過ごすことが多くなった。 息子のカインを出産した際に、視力が低下していた。 もうほとんど可愛い息子の顔が見えない。 貴族であり、魔物討伐隊でもある夫のエイベルは、目の見えない妻を手放すことはなかった。 そんなある日、エイベルが魔術医を連れてくる。 「片目だけだけど、これで見えるようになるよ!」 そうして魔術を施してもらい、目を開けると、確かに左目だけ見えていた。 クロエは嬉しくなってエイベルを見ると、夫の左目が自分の目と同じ色をしていることに気づいた。 その魔術は、エイベルの目と交換するものだった──。 夫の目で見えるようになって、数ヶ月後。 エイベルが魔物討伐で重傷を負って帰ってきた。 クロエはすぐに、『あの魔術医』を呼ぶように命じるのだった──。 自分を犠牲にしても、妻を、夫を助けたい、夫婦の物語。 1話完結の短編小説です。

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小説を読もう2026/02/23
  • 現在の作品病める時も健やかなる時も、命に替えても