あらすじ

アメリカの大学で歴史言語学を教えるヴィクターは、六百年生きるヴァンパイアだった。 成長も老化もしない体では、五年程度しか一ヶ所にいられない。恋も友情も手の平から滑り落ちるのを見ているだけ。 一話目、世界大戦後のスペインでの二人で温める灯火のような思い出 二話目、彷徨う六百年の間の芸術家、ハンザ同盟の商隊との旅、英雄王との短い関わり、聖書の印刷、劇作家との交流。時は指の間をこぼれていく砂のよう。 三話目、六百年前の幼い頃の話。攫われて、ヴァンパイアに仕立てられ、涙も望みも枯れてしまった話と今の新しい出会い。 どんな時も前を見て胸を張って生きてきた、姿勢の良いヴィクターの話。

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小説を読もう2026/02/23
  • 現在の作品姿勢の良いヴィクター