あらすじ
帝国と連合の大戦が集結した直後のアスガルド大陸。
勝利した貴族連合軍の盟主、西のローザリアの白虎公ブランシュバイクと東のグランベルの黒狼公ノワールハイムは自らを王と名乗り、アスガルドの覇権を争うべく、早くも次の戦乱が幕を開けようとしていた。
だが、大戦で散った兵士たちの躯が起き上がり、朽ちた剣を握りしめ大陸中の人々を恐怖に陥れる。
そこには英霊たちを傀儡とする血の涙を頬に垂らす魔女の姿があった。
「私は世直しなど考えていない!」
魔女はアスガルドを憂い、禁断の秘術と暗黒竜による戦争抑止を提唱。
彼女も悪魔イノセンスに利用された哀れな人形であった。
大剣ドラゴンスレイヤーを振るう黒い戦士は、かつての仲間を救うべく、暗黒竜に挑む。
「貴方と違って私は兵隊だけをしていればいいというものではない!」
叶わぬ愛と偽りの平和の狭間で魔女は祈る。
その瞳に血の涙はなく、ただただアスガルドを憂う者の涙が伝わった。