あらすじ
――ずっと、彼女のことを『物語の登場人物』だと思っていた。
――登場人物でしかなかったはずの彼女は、死を前にして私に『ありがとう』と言った。
現代から転生したカギカは、侯爵家に仕えるメイドとして生きていた。だがあるとき、お嬢様が『よくある悪役令嬢』だと気付き、冷めた目でこの世界と接しはじめる。
やがて、カギカは思い知る。
昨日まで共に生きてきた人が、理不尽に処刑される絶望を。
ひとりの人間の人生を、よくあるテンプレとして消費した自分の傲慢を。
そしてここは、五年前の世界。
「今度こそ、あなたと向き合って生きるから」
現代転生者×SF出身者×原世界生者の従者トリオが成し遂げる、テンプレ破壊の型破り異世界ファンタジー