あらすじ
「代わりはいくらでもいる。子供を産めないなら価値がない」
23歳のユニコーン競馬の騎手リアは、結婚を約束した恋人にあまりにも残酷な言葉で捨てられた。
ユニコーン競馬の騎手は「純潔の乙女」でなければならない。
キャリアか家庭か。
二律背反の現実に打ちひしがれる彼女に次々と苦難が襲い掛かる。
全てを失い、絶望の淵にいたリアの前に現れたのは、第三王子フレデリック。
「僕のユニコーンに乗ってほしい。君なら、彼を乗りこなせるはずだ」
王子が差し出した手。その先にいたのは、不吉の象徴として忌み嫌われる漆黒のユニコーン『ブラックヴェッセル』だった。
これは、居場所を失った女騎手と誰にも愛されなかった黒い馬が、世界の常識を塗り替える逆転の物語。