あらすじ
「もし、この世界が誰かの『没原稿』だとしたら、俺たちはどう生きるべきか?」
幕末の京都で命を落としたはずの侍・宗次郎。彼が目覚めたのは、西暦3026年の軌道エレベーター内だった。目の前にいたのは、自分を救ったという美少女AI・エコー。
しかし、その世界は異世界の聖女の魂をOSとして稼働させ、ジャンルの壁が崩壊しつつある「物語の墓場」だった。
歴史の改竄、巨大な電脳呪法、そして現実を侵食する「文字の怪物」。
SF、ホラー、ミステリー、歴史、ファンタジー……。あらゆる設定が牙を剥く中、宗次郎はエコーの手を取り、物語の「完結」という名の死に抗い続ける。
「お主をAI(設定)ではなく、笑子(実話)として愛してやる」
これは、書き手と読み手、そしてキャラクターたちの意地がぶつかり合う、前代未聞のメタ・ロマン。全10話、愛と執筆論の果てに二人が見た、白紙の先の景色とは。