あらすじ
「視えて」やすい体質の雪村(ゆきむら)にとって、学校への帰り道はいつも命がけの『異界』だった。
ある日、運悪くクラスメイトの夏海(なつみ)をその異界に巻き込んでしまうが、夏海には化け物の姿も腐臭も、一切が「視えて」いなかった。
危機を救ったのは、自らを「ゴーストバスターズ」と名乗る胡散臭い男。
連れて行かれた先は、世間には秘匿された「魔法」を管理し、異常な力を持つ人間を収容する――『施設』と呼ばれる場所だった。
自分を認識すらしない世界で「透明人間」として笑う夏海と、
器から溢れるほどの魔力を抱え、戦う術を持たない雪村。
交わるはずのなかった二人が、日常の裏側に潜む「魔法レイヤー」の深淵に足を踏み入れる。