あらすじ
魔法の街・ルーチェラの第三区画、通称「ぽかぽか横丁」。
石畳の角にある小さなカフェには、ちょっと変わった店員がいる。
アザーチ——リクアザラシとも呼ばれる、アザラシにそっくりなふわふわの生き物たちだ。
地面からすよすよと浮かびながら、今日もぺたぺたと働いている。
のんびりおっとりの白いゴマフ、おかゆちゃん。
元気いっぱいでちょっとだけ不思議な灰色のゴマフ、すあまちゃん。
物知りで甘えん坊の真っ白な小さな子、しらたまちゃん。
三匹がいるのは、魔法使いも旅人も猫も通り過ぎる、にぎやかでゆったりした街角のカフェ。
オーナーさんは裏方専門でなかなか出てこないから、今日も表は三匹にお任せ。
喧嘩はしないけどいつもちょっとカオスで、お客さんはなんとなく笑って帰っていく。
特別なことは何も起きない。でも、なんだかあたたかい。
そんな日常を、ゆるゆるとお届けします。
——いらっしゃいなの!