あらすじ
一馬の渾身の一撃は、影の分厚い毛皮に阻まれ、刀身が肉に食い込んだまま止まってしまう。振り向いた影――人肉の味を覚えて冬眠に失敗した超巨大ヒグマ――が放ったのは、鼓膜を震わせ、空間を歪ませるレベルの超重低音咆哮!
至近距離で咆哮を浴びた一馬は、武蔵や卜伝の教えも吹っ飛び、その場にヘタリ込んでビビり散らかす。しかし、熊が屋根を伝って消えていくと、一馬は即座にメンタルを回復。
「フッ、俺の放つ覇気に耐えかねて逃げたか……。あの魔物を追えば、必ず幕府の特大スキャンダルに辿り着くはずだ!」
腰を抜かした事実を棚に上げ、一馬の「俺だけが真実を知っている」という勘違いムーブが加速していく。