あらすじ

第一章「木札の夜」 村の端に暮らす十一歳の少女ミラは、井戸に近づくだけで灯を揺らし、水を微かに濁らせてしまう。人々は彼女を「疫病神」と呼び、輪の外へ追いやる。 その“異変”に目をつけた教会の徴集官が現れたとき、ミラの運命は「保護」という名の手続きで決まっていく。 そんな中、村で荷運びをして暮らす寡黙な男レオンが、沈黙を破る。 助ける理由などないはずの子どもを、なぜ彼は救おうとするのか。 逃亡の夜、巡礼路の外側で手渡されるのは、導線を示す小さな木札――そして、次の誰かへ繋がる「善意の継承」だった。 灯の内側に残る男と、灯のない道へ踏み出す少女の物語。 その一歩が、やがて世界を縫い直す“連鎖”の起点になる。

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カクヨム
カクヨム2026/02/23
  • 現在の作品木札の導き ~終末へ向かう世界で異能の子と継ぐ者は出会う~