あらすじ
「悪いな、おっさん。ここでお別れだ」
古代遺跡の最深部。宝物庫を開けた瞬間、俺――ピッカー(鍵開け師)のゼンジは、信頼していたAランクパーティに背中を刺された。
聖女には加齢臭と罵られ、リーダーには足手まといと見捨てられる。
だが、彼らは知らなかった。
俺が、ギルド直属の「掃除屋」であることを。
そして、この古代遺跡の真の「支配者」が誰であるかを。
「あ~あ、やっぱこうなっちゃうのね。……警告その1、武器の使用は厳禁よ」
命乞いも、正義の弁明も、俺には届かない。
クズにはクズなりの、お勉強代を払ってもらおうか。
不遇職と蔑まれたおじさんが、伝説の酒を報酬に、悪質冒険者を静かに「滅菌」する物語。