あらすじ
実演販売をしていたら、突然、見知らぬ世界の市場に立っていた志岐遼平。
そこでは商品はただ並べられているだけで、
値段も、使い方も、良さも、誰も説明しない。
それが当たり前の場所だった。
違和感に耐えきれず、思わず声を出してしまったその瞬間――
異世界に存在しなかった「実演販売」が始まる。
焦げつかないフライパン。
使いやすい包丁。
生活を少し楽にする道具の数々。
魔法でも発明でもない。
ただ“使い方を見せる”だけで、世界は少しずつ変わっていく。
これは、戦わない主人公が
道具と売り方で日常を変えていく物語。