あらすじ

嘘をつくことが物理不可能な告知天使エアは、人間に余命や死を告げる任務を担う。真面目な彼女の率直な言葉は、これまで対象者たちから希望を奪い、絶望の最期を招いてきた。新たな対象は、不治の病で余命3ヶ月の12歳少女・渡辺ミオ。本人には何も知らされておらず、「直接真実を告げよ」と命じられたエアは、残酷な事実を柔らかく言い換える悪魔ベルとペアを組む。  ミオは病院で勉強やリハビリに励み、「中学入学」「卒業旅行」と夢を語る明るい子。親友ハルは病状を察しつつ黙り、「希望>真実」と選ぶ姿に、エアの信念が揺らぐ。ベルは「真実は刃物」と諭し、「死ぬ」→「時間は限られている」と言い換えを教えるが、エアは頑なだ。  告知当日、ミオが「私、死ぬの?」と問う。エアは嘘も「はい」も言えず沈黙。ベルが「体は頑張ってるが時間は限られている」と助け、エアは初めて「あなたは今日を生きている」と言葉を選ぶ。未来を断たず、現在を肯定するその表現に、ミオは「今日を一生懸命生きる」と笑う。天界で上司リシャールが曖昧さを叱るが、ベルは「エアを尊敬してる」と本心を吐露。悪魔の真実語で力を失い、人間として地上へ堕ちる。  エアは自責するが、ベルは「自分で選んだ」と喜ぶ。ミオは穏やかに最期を迎え、エアは新たな告知で「時間は限られている」「今日何をしたい?」と寄り添う術を身につける。嘘をつかぬまま、真実と優しさの間で人を救う言葉を、エアは見つけていく。

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エブリスタ
エブリスタ2026/02/22
  • 現在の作品嘘をつけなかった天使