あらすじ
その一歩目は、一匹のねこと少女の出逢いだった。
2221年
脳とAIが融合した時代
それができない者は「脳無し」と呼ばれ、蔑まれた。
孤児の少女「ルナ」は、謎のねこ「月影」を抱き、凍える路上で歌っていた。
その観客は、一匹の痩せたこねこ「茶虎」だけだった。
けれど、そんな小さな灯りさえ、この世界は踏みにじる。
これは、ぼろぼろの少女とねこ達が
壊れた世界から居場所を奪い返す物語
武力でも、奇跡でもない。
貧しい者、傷付いた者、居場所を失った者たちが
社会を見限っていくことで
金と支配で成り立っていた秩序が、少しずつ崩れていく。
滅茶苦茶なねこ達の造った里が
理不尽な世界を飲み込んでいく物語。