あらすじ
長きに渡る魔王軍との戦争が終結に向かい、王都が歓喜に包まれる祝賀の夜
伯爵令嬢アリシアは、第二王子クリフォードから突然の婚約破棄と、身に覚えのない罪を突き付けられる
毒殺未遂、誘拐、国家反逆――
すべては、彼女を断罪するために用意された偽りの証拠だった……だが、処刑寸前に追い詰められたアリシアは“気づいていた”
この世界が、あまりにも都合よく作られていること
そして、自分たちが誰かの手によって配置された存在であることに
「こんな国も、こんな世界も、滅んだ方がいい」
彼女の中に眠っていた破壊衝動が目を覚まし、祝賀会は一夜にして血にまみれた惨劇へと変わる
姿を現したのは、すでに死んだはずの第一王子イヴァン……世界の歪みに辿り着いた者は、アリシアだけではなかった
――この世界を壊し、創り直そう。
狂気と確信で結ばれた二人は、“創造主”に抗うため、共犯者として歩み始める
婚約破棄から始まるのは、復讐ではない
世界そのものへの“断罪”である