あらすじ

数日前、俺は前世の記憶を思い出した。 此処とは違う別の世界で暮らしていたこと。 この世界が長らく読んだ小説の世界であること。 そのすべてが驚くほどにすっと入ってきた。 自分の名前はクロイ・ファウランジ。 原作には名前すら出てないモブキャラだ。 別の作品であれば主要キャラにでもなってみたかったものだが、この小説は少し違う。 俺の前世において、ずば抜けて一番のお気に入り小説なのだ。 だからモブであることはさして問題ではなかった。 むしろ主要キャラにでもなっていた方が問題だ。俺にとってそれは物語に対する冒涜だから。 それよりも、別の所に問題はある。 実は、この作品は途中の巻で刊行が止まっていた。 そこに加えて俺の推しキャラは死亡エンドを抱えた存在だ。 好きな小説の結末も見れず、挙句の果てには推しは死ぬ。 ──ちょうどいい! 何の因果か。俺は運よくこの世界にいる。 ならば、推しの死を阻止し、永久に閉ざされた結末を見ようではないか。 前世では見られなかった理想的な結末を。 そうだ、主人公たちにはハッピーエンドが相応しい。 カクヨムにも投稿しています。

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小説を読もう2026/02/22
  • 現在の作品理想的な物語の結末を~推しの死亡エンドを阻止するために~