あらすじ
深夜2時、鳴り止まないチャットの通知と終わらないエクセル。
限界を迎えた社畜・結衣は、足をもつれさせてデスクの角に強打し、その短い生涯を閉じた。
「――これで、もう、働かなくていいんだ」
あまりにも切ない安堵とともに死んだ彼女が次に目覚めたのは、華やかな大聖堂の中。そこは、乙女ゲームに酷似した異世界の「断罪イベント」の真っ最中だった。
「死ぬ気で頑張っても、死んだら終わり。……定時帰りもいいかもね」
婚約者としての過酷な公務も、王太子の気まぐれな機嫌取りも、すべては「サービス残業」だったと気づいた彼女。
それから、小さな属国を見捨て、帝都で仕事を探すことに……。
気が付けば、帝国そのものを支える柱となり、皇帝に溺愛される物語。