あらすじ
「……しんで」――そう呟くと同時に、その悪霊は私を階段から突き落とす。
片崎 二(へんざき いちご)は日々、悪霊ちゃんに命を狙われている。それも物理干渉でだ。
きっかけは高校に入った頃に入居した事故物件とだけ伝えられたボロアパートだった。
外観を見ただけで築百年とすら勘違いしてしまうほどのボロさや、大家さんはいるのに別の家に住んでいたりと怪しさ満点ではあった。
けれど格安で親から離れられるというだけでいちごからすれば万々歳であった。
しかしそのボロアパートに住み始めてから速攻で命の危機に陥った。
二階に上がる階段の最上段から、突然突き落とされたのだ。少女のような姿をした幽霊に。
その時はたまたま軽い捻挫で済んだが、それからというもの……ボロアパートの地縛霊である悪霊ちゃんに狙われることとなった。
新たな入居者であるリュミやリュミの実家からの刺客にも振り回される日々が訪れる
学校に行けば引かれるほど、毎日が怪我だらけの生活でいちごは次第に覚悟を決めて反撃に出始める――