あらすじ
幼い頃に磯で捕らえられ人間の水槽の中で育ったカニのタロウが、長老はじめいろいろな仲間達と繰り広げる笑いあり涙ありの物語と、水槽の中から観察する人間(青木家の人々ほか)の「喜ド(ドキッ)愛楽」の生態をリアルに描く。 【主役として登場する磯の仲間たち(二人以外は物語の中で紹介します)】
●カニの長老。青木家の水槽(まるで賃貸のルームシェアか江戸時代の貧乏長屋)の住人第一号。横須賀市の東海岸、観音崎自然博物館の隣りの岩場からタカシ(青木家の世帯主)によって捕獲された磯ガニ。最初は小さな金魚用のプラスチック水槽とブクブクだったけれど、後に循環濾過器付きの60センチガラス水槽に格上げされた。年齢不詳。博識で何でも知っているチョイワル親父。血液型O型。
●カニのタロウ。2024年春、横須賀市の南西、相模湾岸に位置する深井町長浜(なはま)右手の磯から青木家の末娘のハコちゃん(小学生)によって捕獲された磯ガニの子。人間なら中学生か。好奇心旺盛で、正義感が強い。いつかこの狭い水槽から出て故郷の家族の元に帰りたいと、脱走の機会を虎視眈々と狙っている。長老のヤングケアラー。血液型A型。 【名脇役として登場する人間たち】
●青木家の人々、愛犬のぽんちゃん、近所の方々ほか。