あらすじ
記憶を失い、深い霧の漂う廃駅に佇んでいた千沙子。彼女は導かれるように、瑠璃色の霊気を吐く「神霊列車」に乗り込む。そこで出会ったのは、冷たい霊剣を突きつける用心棒の黒錆だった。
### 神野 千沙子(じんの ちさこ)
年齢: 18歳(本編開始時)→ 23歳(特別章)
外見: 豊かな黒髪をおさげにし、ふっくらとした頬と温かみのある茶色の瞳が特徴。
役割: 「神野(神の野原)」という名の通り、神々と対等に食卓を囲める稀有な資質を持つ娘。
性格: おっとりしているが芯が非常に強く、恐怖よりも相手の「欠落」に目が向くお節介焼き。彼女の握るおむすびには、食べた者の記憶を呼び覚ます「生の熱」が宿る。
### 黒錆(くろさび)
年齢: 不詳(外見は20代後半の武士)
外見: 紺色の着流しに不気味な黒狐の面。面の奥には、神に焼かれた「黒錆色の痣」を持つ。
役割: 神霊列車の用心棒兼、囚われの罪人。かつて神を救おうとして禁忌を犯し、言葉を焼かれ、永遠の番人となった。
性格: ぶっきらぼうで冷徹を装うが、本質は情に厚い。千沙子の献身に触れることで、凍りついた心と味覚を取り戻していく。