あらすじ
匿ってほしい――リゾート惑星に落ちてきた謎の少女
彼女がふと指した座標から科学者の日常が崩れ始める
魔人は、王女は、なぜ心を求め続けるのか――
――魔法は、ここから、始まった。
知能機械と全知の力『オラクル』をめぐる
壮大な三部作の最終章。
第一作で、少年ジュンイチと王女セレーナは、なぜ出会ったのか。なぜ彼らは出会わなければならなかったのか。
なぜ彼らは奇跡を起こせたのか。
たった一人の少女が追い続ける『不可能命題』。
汎化指令(ジェネラルアクト)を持ち、ジュンイチとセレーナを結び付けた、『ジーニー・ルカ』の誕生。
千年を旅する少女の、旅立ち。
『魔法と魔人と王女様』を貫く全ての線が、一つの輪になって閉じます。
☑️第一作、全6部全知の知能機械と重力の魔法で、宇宙を救う少年と王女の物語。本作の400年後。
☑️第二作、全3部、知能機械のルーツに隠された悲劇に迫る、400年前の起源譚
✅️第三作、【本作】全2部、全人類を見守る魔人の誕生に寄り添う、円環を閉じる"つなぐ"完結編
★★★★★
「そのまま。動かないで。お願いがあるの」
僕は彼女を匿うことをいつの間にか決めていた。
今まで、危ない橋など僕の人生に現れなかった。
一度も転んだことのない子供は、転ぶかもしれない段差を避ける術を知らないだけなのだ。
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「なぜあの宇宙船がエミリア船籍だったのかも分からない。私は『そういう者』」
「私はあなたなんかには決して手の届かない、『令嬢様』。これで満足?」
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その一幕で彼女が動いたのはたった一歩。放った弾丸は三発だけだった。
「……そんな、あれが……『不死身の女傑(イモータル・アマゾン)』!?」
「そう、あるいは『不可触処女(アンタッチャブルメイデン)』。女神と言うよりは魔獣だ。どんなにうまく隠れた獲物も嗅ぎ出す嗅覚……」
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悪魔の眼鏡で真実を見通そうとも、理解するには心が必要。
理解すべきコトに寄せるに足る心が必要。
だから、人は、進化しなければならない。知恵は、深化しなければならない。
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