あらすじ
核爆弾によって文明が崩壊した世界。
十七歳の少年ルイは半年間シェルターに引きこもっていたが、物資の不足で死を目の前にし、一人最後の旅にである。
その途中で出会ったのはアンドレと名乗る無表情な男。放射能に汚染された何もない場所で一つの箱を持って歩いていた。それは遺骨が入ったもの。
そして、アンドレは自分をロボットだという。
有害な雨に汚染された池、放射能によって変異した白い花の丘。
ありとあらゆるものが失われた世界の中で、美しさと向き合いながら、少年とロボットは道を共にする。
生き延びるための物語ではない。短い終末の旅の記録である。