あらすじ
大学卒業を間近に控えたダウナー系大学生・遠野湊(とおのみなと)は、ゼミの資料整理中に見つけた不気味な魔導書のページでうっかり指を切ってしまう。
その血が契約のトリガーとなり、異世界へと強制転移。見知らぬ森で目覚めた湊の腹の上には、蠱惑的な笑みを浮かべる美しい少女が乗っていた。
「アタシはアスタルテ。キミが封印を解いてくれた、美しくて偉大な悪魔……なんだけどぉ」
彼女の正体は、かつて異国で豊穣と戦を司る女神だったが、この世界を牛耳る宗教組織に『悪魔』として力を封印された存在だった。
血の盟約(パス)で繋がってしまった二人は、離れれば魔力切れで共倒れという運命共同体に。
「俺はお前を生かすバッテリーやってやるから、俺が快適に生きるために働いてよ」
面倒なレベルやステータス? そんなものはない。
無邪気で残酷、そして底知れない色気を持つ悪魔・アスタルテが使う規格外の【美・豊穣・戦】の権能と、湊自身が彼女からパス越しに受け取る【身体強化】×【ショートソード】の近接戦闘。
チートな悪魔の力をこっそり裏で操りながら、教会の目をかいくぐり、時には悪徳商人から巻き上げ、時には邪神教団を圧倒的な暴力で蹂躙する!
これは、図太い適応力を持つ青年と、幼い姿の元女神が、世界中に散らばった力を取り戻すために往く、ゆるくて少しだけ血生臭い異世界観光記。