あらすじ
俺は少し離れた場所にいる。
家賃四万二千円、風呂トイレ別、換気扇は常に臨戦態勢。
冷蔵庫にはだいたいプリンがある。
甘くて狂った生活から逃げたはずなのに、
逃げた先でも同じプリンを買っている男と、
「今どこ?」とだけ聞く友人の話。
夜の川沿い。
やめた仕事。
病室の白。
「友情とは何か」という、わりと真面目な問い。
救われる話ではない。
でも、隣に座る話ではある。
哲学を少し。
本気を少し。
プリンを二個。
そして最後に、
賞味期限三日前という事実がすべてを発酵させる。
友情も。
人生も。
腸も。