あらすじ
ダンジョンは災厄ではない
それは惑星(地球)が設計した“文明保護装置”
資源を循環させ
戦争を代替し
自ら破滅へ進もうとする人類を軌道修正するための試練
四十六億年生きてきた惑星(地球)は
いまが一番楽しかった
音楽があり
物語があり
映画があり
アニメや漫画まである
こんなに面白い文明を
滅ぼしたくなかった
だから直接干渉できない代わりに
試験的にダンジョンをひとつ創ってみた
……作成途中で新作アニメや小説に夢中になり
その真上で高層ビル建設が始まっていたことに気づかなかったのは、ほんの些細な不注意
最初の迷宮で事故が起きる
東京湾岸
建設中の超高層ビルが
未完成の最下層へ落下
誕生直後の黒竜は圧死
露出した管理核は
ひとりの男に取り込まれた
真田一 35歳
現場監督
会社に疲れ
難病の母を抱える男
攻撃力は平凡
だが防御力は規格外
そして運は異常値
さらに彼は
闇を支配する闇魔法と
フレンチブルドッグの眷属を従える
惑星(地球)は観測する
推しは人類
だが真田は少しだけ、お気に入り
滅ぼすことはできる
だが滅ぼしたくない
「お願いだから、生き延びて」
それは命令ではなく
祈りだった
国家は動き
資源は揺れ
世界探索者機構が設立される
だが人類はまだ知らない
自分たちが
母なる惑星に推されていることを
これは
文明を愛してしまった惑星(地球)と
世界の均衡に触れてしまった男の物語
そして迷宮の最深部には
人類の未来が眠っている
⸻
現状、まだ設定の細部まで書ききれていない部分もありますが、
本作は現在進行形で世界を広げています。
合間を見て少しずつ補完していく予定ですので、
温かく見守っていただけると嬉しいです。