あらすじ
7つの世界が連なり存在する"連星世界"。観測魔法により、自分たちが住む世界以外に別の異世界が存在している事が分かって長い年月が経ったある日。
突如現れた"氷の王"、により数多の人間が犠牲になるも、最終的には1人の少女によって倒される。この出来事は"狼の爪痕"と呼ばれるようになった。
この時父親を失い、残された家族の幸せのために自らの人生を使う事を決めた少年。
幼い頃から何でもこなせてしまう事で気味悪がられ、親からさえも化け物扱いされて育った少女。
"氷の王"を退けた事で世間から注目を浴び、その期待に応えるために心を擦り減らす魔法士。
何時からだろうか。心の澱みは、氷に変わっていた。時間と共に溜まる澱みは、氷をより強固にしていく。最早ちょっとやそっとでは溶けないほどに。
そうして作られた氷は、眠っている獣を揺り起こす。少しずつ、少しずつ。