あらすじ
王太子ヴィルムから「お前などいなくても困らない」と婚約破棄を言い渡された公爵令嬢エルゼ。
地味で無能な研究オタクと嘲笑われ、王国から追放されることになる。
だが彼女こそが、王都の大結界から魔導インフラまで――国家の心臓部を一人で支えていた天才魔導技師だった。
エルゼが指輪を外したその瞬間、王国の灯りは一つずつ消えていく。
隣国の皇帝シグムンドに迎えられた彼女は、帝国で魔導具革命を起こし、国力を飛躍的に発展させる。
一方、彼女を失った王国はインフラ崩壊と魔物被害で壊滅寸前。
今さら泣きついてきても、もう遅い。
「私がいなくても困らないのではありませんでしたか?」
冷え切った王国を背に、エルゼは“死神皇帝”の溺愛のもと、自由で幸福な未来を選ぶ――。