あらすじ

ワタシノネウチって、なんだろう。 三度の測定。 三度の無反応。 三度の「失望した」という視線。 魔術が使えない令嬢として生まれ、 婚約者には「いても意味がない」と言われ続けた三年間。 笑った。耐えた。「精進します」と言い続けた。それでも削られていくものがあった。 自分への信頼。 自分への期待。 自分の、値打ち。 そして婚約披露の夜会── 王子は公衆の前で、静かに告げた。 「君といた時間は、無駄だった」 ああ、そうか。これが、限界というものか。 その夜、一人の男が人混みをかき分けて現れる。 隣国の第一王子。 なぜ今夜、なぜここに。彼はリディアに、一つの石を差し出した。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/02/21
  • 現在の作品ワタシノネウチ