あらすじ
中学生の頃から「日曜日にだけ現れる謎の立方体」が見えている25歳の岡田。他の誰にも見えないそれを、ずっと一人で抱えてきた。
ある日曜日の朝、公園のベンチで偶然再会したのは高校時代に密かに想っていた同級生・鹿島優愛。驚くことに、彼女にも見えていた——小さな立方体の中に閉じ込められた「海」が。
空と海。ふたつの謎の立方体を手がかりに、七年分の空白を埋めるように距離を縮めていくふたり。だが、ある日ふたつの立方体をくっつけた瞬間、それは音もなく消えてしまい——。
日曜日にだけ広がる、空と海の小さな恋の話。