あらすじ
辺境伯家の嫡男ルキリアは、2758年から追放された未来人。
圧倒的な知識と技術を武器に、森で拾い育ててくれた祖父母のため、領地を守る魔道具を次々と生み出していく。
だが平和路線に転じた隣国では、戦う意味を失った英雄部隊が不穏な動きを見せ始める。
さらに大陸最北の国では、”魔王復活”を望む勢力が暗躍していた。
そんな中、ルキリアの内に眠っていた”闇”が目覚める。
黒く染まる視界。紅に燃える瞳。
結界すら軋ませる、制御不能の魔力。
自分は怪物なのか。
それともーー
「魔王は、選ばれる側ではない」
血でも運命でもなく、
意志こそが王を決める。
これは、破壊の象徴と恐れられた存在が、やがて”世界の均衡を握る者”へと至る物語。