あらすじ
ー気づかないのは君だけだったー
生活に疲れ切っていた木内真亜子は、尊敬する莉子先生のリトグラフのアシスタント募集に応募する。
面接で高給を提示され、うれしさに涙をこぼすほど切羽詰まっていた彼女を、静かに見つめる男性がいた。
中学時代、乱暴者から彼女を守ってくれた同級生──神崎響一。
しかし気づかない真亜子にその晩電話して、自分が面接の場にいたことを伝える。
泣き顔を見られたことで恥じる真亜子。
やがて会社の寮である無料レジデンスでの生活が始まる。
毎朝の食堂で少しずつ距離を縮めていく二人。
バツイチ同士、似た傷を抱えた心は、静かに寄り添い始める。
やがて神崎は、夕暮れの海沿いで真亜子にある言葉を告げる。
それは、彼女の人生をそっと変えていく“二度目の恋”の始まりだった──。
静かで優しい、大人の再会ラブストーリー。
これは「診察室の午後<菜の花の丘編>」から深堀りしたお話です。
最初の再会は365話です。ここから半年間の結婚するまでのお話です。