あらすじ
ある雨の夜、新米魔術師のリラは、弱っていた黒猫を拾い自宅で看病した。
しかし翌日、目を覚ますとそこにいたのは見目麗しい青年でーー。
「だ、誰……!?」
「俺、トール。あなたに、恩返ししたい」
「だから誰!?」
黒猫の正体は、なんと姿を自在に変えられる魔物だったのだ。
ーー突如始まった一人と一匹の同居生活。
最初は戸惑い、なんとか離れてもらおうとしていたリラだったけれど、家事、労働、人間生活、と健気に尽くしてくるトールに、しだい心は絆されていく。
「トールさんなしじゃ生きられないかも」
「ふふ、計画通りだ」
優しく甘やかしてくれるトールに、リラは居心地の良さを感じていく。
しかしトールの優しさはリラにだけ向けられるものではないと気づいてしまってーー。
すれ違いながら近づいていく、人外×魔術師のふんわり溺愛話です。