あらすじ

ベッドタウンの片隅で、ひっそりと営業するオーガニックカフェ『緑の箱庭』。 店長の三嶋樹(みしま・いつき)は、穏やかな笑顔の裏で、ある深刻な悩みを抱えていた。 それは毎晩のように見る「銀色の悪夢」。謎の円盤(UFO)に追い回され、捕獲されかかるという理不尽な夢だ。 「逃げる回るしかない。あれに捕まったら終わりだ」 心身を病みかける樹の前に現れたのは、オーナーが強引に連れてきた新しいアルバイト、土屋彬良(つちや・あきら)だった。 不機嫌な態度と、常に白樫の木刀を手放さない不穏な空気。謎めいた少年は樹の夢の中にまで侵入し、圧倒的な身体能力で円盤を叩き割る。 「逃げるな。戦え、自分自身と」 少年の言葉が意味するものとは? そして彬良の登場を皮切りに、次々と樹の夢に引き込まれていく常連客たち。 彼らの正体とは? 美味しいコーヒーと観葉植物、そして深夜の防衛戦。 傷ついた魂たちが集う箱舟を背景に、「宙(そら)」に還るための物語が幕を開ける。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/02/21
  • 現在の作品緑の箱舟 僕らが宙(そら)に還るまで