あらすじ
〈あらすじ〉
ベッドタウンの片隅で、ひっそりと営業するオーガニックカフェ『緑の箱庭』。
店長の三嶋樹(みしま・いつき)は、穏やかな笑顔の裏で、ある深刻な悩みを抱えていた。 それは毎晩のように見る「銀色の悪夢」。謎の円盤(UFO)に追い回され、捕獲されるという理不尽な夢だ。
「逃げるしかない。あれに捕まったら終わりだ」
心身をすり減らす樹の前に現れたのは、オーナーが強引に連れてきた新しいアルバイト・土屋彬良(つちや・あきら)。 不機嫌な態度で常に椿の木刀を手放さない謎めいた少年は、樹の夢の中に侵入し、圧倒的な身体能力で円盤を叩き割る。
「逃げるな。戦え、自分自身と」
少年の言葉が意味するものとは?そして彬良の登場とともに、次々と樹の夢に引き込まれていく常連客たち。彼らの正体とは——?
美味しいランチとコーヒー、そして緑に囲まれた癒しの空間で繰り広げられる、深夜の防衛戦。 傷ついた魂たちが集うこの箱舟で、星へ還るための物語が幕を開ける。