あらすじ
夢を見るように死ねる――
そう喧伝され、日州連邦が世界に発表した安楽死装置《祈式》。
それは死を与える機械ではなく、記憶を消し、人格を書き換え、理想の兵士を再構築する国家兵器だった。
日州連邦は祈式兵を実戦投入。恐怖を持たず、痛みを感じず、命令だけに従う「心を持たない兵士」たちが戦場の常識を破壊していく。
対抗するゼルム国は、人間の脳を拡張する多体神経兵装で迎え撃つ。
やがて世界はそれをこう呼ぶ――祈式戦争と。
一人で四十体の兵装を同時制御する天才兵士、座木平次。彼はゼルムの仲間と共に祈式戦争に巻き込まれ、やがて日州連邦の思惑を知ることになる。
ー祈式兵は本当に心を持たないのか?
ーそして日州連邦の真の目的とは何か。