あらすじ
勇者パーティの“地味な支援術師”だったレオンは、ある日突然こう言われた。
「お前はもういらない」
彼の役割は強化魔法。身体能力三倍、魔力出力五倍、状態異常完全無効などなどそれを常時付与していただけの存在。だが勇者たちは気づいていなかった。自分たちが“強くされていた”だけだということに。
追放され、強化を解除された翌日。勇者パーティは竜討伐で壊滅的敗北。王女は攫われ、国民の信頼も失う。
一方レオンは、単独で竜討伐へ。
やがて明かされる真実。勇者の力は、すべて彼の支援によるものだった。嫉妬に狂い剣を抜く元勇者。だが圧倒的な格の差を見せつけられ、称号剥奪。
そして王女は宣言する。
「私はこの方と共に生きます」
これは、支え続けた男が、最後に王国そのものを支える物語。