あらすじ

大学三年、夏。退屈を埋めるための些細な悪ふざけ。
閉鎖された「幽霊マンション」へ足を踏み入れた五人を待っていたのは、光さえも物質として削り取る漆黒の闇だった。

闇を抜け、日常へ帰還したはずの瀬良結希を待っていたのは、決定的な違和感。
事故で失った十五歳の妹、結奈。遺影の中で静止していたはずの彼女が、そこでは「生きた質量」として、温かな吐息を漏らしていた。

喜びに沸く周囲。だが結希だけは気づく。この世界に魂は一つしかない。
私たちがここへ来たのなら、元からいた「私」はどこへ消えたのか。

五感に突き刺さるようなリアリズムで描かれる、実存を賭けた「上書き」の記録。

※本作は他のサイトにも掲載しています。同一著者による投稿ですのでご安心ください。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
アルファポリス
アルファポリス2026/02/21
  • 現在の作品唯一魂の侵蝕